夜中
義甥の声が聞こえる
まるで夜中に覚醒し、母を起こすかのような勢いの声だ
母(義妹)の声は聞こえない
こ、これは上の階から降りてきてしまうのではないか!?
メゾネットタイプで上の階で寝ている子ども達
もし暗闇で降りてきて踏み外してしまったらどうしよう!?
目が悪いのも相まって柱が義甥にしか見えなくなってきた
それはそれでホラーだ笑
心配だー心配だー
目をギンギンにしたまま上の階を見つめ続ける自分
万が一、義妹が起きて下の階を覗こうものならおっさんがギンギンに目を開いて上の階を見つめているのだ
もはやどっちがホラーかわからんくなってきた
ひっ!と悲鳴を上げられたらもうこの部屋では寝られないだろう
そうなったらテラスで寝よう
声が無くなり始めると安心したのか気がついたら自分も再び夢の中へ
5時半ごろ起きる
天井の窓がいい感じの時間バロメーターになる
結局6時ごろ起床
6時半に朝風呂のため大浴場へ
もう少し早い時間に開いてくれると嬉しいんだけども
1番風呂とはならず2番風呂に
さっぱりした後、朝ごはんのために1階のレストランSensesへ
みんなも合流しレストランへ入る
肩痛いことを訴える義母
どうやら昨夜、あの後に友人がトイレ行きたいとフラフラしていたので肩を貸したら全体重がかかり痛めたらしい
この旅ではずっと痛がることになる
朝食はブッフェスタイル
沖縄特有のご飯もあったりして贅沢ですな
ブルーシールのアイスもあるよ
今オレンジジュースが高いので飲み物は積極的にオレンジジュース
シークワサージュース飲めよ
7時開店は結構混んでいる
しかしみんな並んでいるご飯を取りに夢中なのでオムレツコーナーが空いているのだ
いろいろ観察してまずはオムレツコーナーへ
仕組みがわからず、とりあえずベーコンとチェダーチーズで2つ注文
さささっとできたオムレツを一つ取り、もう一つを待つとオムレツスタッフはきょとんとしている
え?あ、これにベーコンとチェダーチーズが入っているのね
お互い状況を理解し、チェダーチーズだけのものをもう一つ作ってもらう
あれだけたくさんのおかずがあるのに朝はカレー派の義妹
活力がみなぎってきそうだ
それも悪くない
まぁまぁお腹いっぱいになり始める頃に限定のクロワッサンを持ってくる妻
食べるでしょ?と有言のプレッシャーをかけてくるが屈しない
半分に分けて責任をとって食べてもらう
8時ごろになりまた混雑し始める
なんだろうね、キリのいい時間にみんな来たがるよね
日本人っぽいなと感じるところだ
アイスやコーヒーなどを飲んでご馳走様
食べ終わってホテル内のショップへぶらぶらと歩く
まぁ最悪ここで買ってもいいかな
国際通りと値段ほぼ変わらないし
部屋に戻り準備をする
今日は時間が無い
8時半にはホテルを出ないと今後の予定が詰まるのだ
が、案の定8時半出発が9時出発に
準備はね、時間かかるわよ
先に駐車場に行って車を出す
ロータリーで待っていると徐々にiPhoneのBlue toothが繋がり始めて、洋楽がザッザッと雑音を交えながら鳴り始める
くーるーきっとくるー
義妹が近づいてくるのがわかる
全員集合し出発
しようと思ったらベビーカーが畳めず四苦八苦
自分がコツを掴みたたむことができ、なんとか出発できた
本日の最初の予定は美ら海水族館だ
思った以上に遠いけど?笑
こんなに遠かったっけ?
今回は高速道路を使わず一般道で向かう
しかし片側1車線しかないので前の車が遅すぎて妻がイライラし始める
ただでさえ出発が遅れたのだ、妻が暴言を吐き始め、思春期はヤンキーだったんじゃないかってくらいの勢いの姿を見せつけられる
全くやめて欲しいものだ
オラオラ系の妻をなだめて信号で遅い車を抜かす
なんで犬が歩いてるの!?
海外ならまだわかるが、普通に首輪をつけたわんちゃんが道を横断していた
危なすぎて急ブレーキ
あのわんちゃんは大丈夫だったのだろうか?
そういえば道中ふと義妹が、なんで洋楽がずっと流れているの?誰かの趣味?とかすっとぼけたことを言い始めたのであなたのiPhoneから流れてるよと伝えると、ほんとだ!とびっくりしていた
義妹は爆笑
危うく洋楽好き認定されるところだった
そこからは色々音楽を変えながら走る
曲が変わるたびに運転席のディスプレイに曲名と歌手が出てくるのだが、ある曲で妻がこの曲嫌いと言い出す
何を言っているんだ?家で散々YouTubeのちゃんみな見てたじゃないか?
一応これちゃんみなだよ?と伝えるとどうやら36歳のおっさんがなんでちゃんみなを知っているんだというよからぬ方向に話の話題は流れていく
運転席から見えることを言うのは避けて、当たり前だよ常識でしょ的な感じで言っていたのだが嘘がバレ始めるのでネタバラシ
妻と義妹は笑いながら運転席を覗く
そんな話をしながら美ら海水族館に到着
たくさん駐車場はあるがまだ10時過ぎくらいなので入り口に近い駐車場にチャレンジすることに
案外混んでいるが奥の方が空いている
先に家族を下ろして僕しか畳み方を知らないベビーカーを広げ美ら海へ向かう
中国人多くね?
到着して最初に思う感想がこれ
トイレを待っている間に義姪は遊び場へ消えていった
各々フラフラと集まりながらいざ水族館へ
有名な看板のところは写真撮る人で混んでいる
そこでは写真を撮らなかったがピカチュウがいたので一緒に写真を撮る
久々の水族館だな
団体客に間違えて混ざりそうだったが無事に入り口に入ることができた
水族館っていいね
癒される
人はまぁまぁ多いけど
子供達が消えないか心配だがそれぞれ自由に魚を鑑賞
いよいよメインのジンベエザメがいるフロアへ
隣から過呼吸になりそうなくらい感動している女子中学生が横を通る
本当に感動しているんだけど!と感動がすごい伝わるリアクション
悪い意味で自分も歳を取ったな
このところ過呼吸になるくらい感動していない
イグアスの滝とか見にいったら感動するかな?笑
そんなことを思っているとその女子中学生達の1人がインスタントカメラで写真撮ってる
何十年前の中学生よ
時代が一周したんかな?
インスタントカメラなんて僕らの時代やぞ?
ジンベエザメの水槽の厚さで妻と揉める
60cmの水槽の模型があったのだが60cmもあるのか!?と。
腕の手首から肘までの長さが足の長さと同じだからその2個分でしょというとあまり納得していない様子で納得していた
サメの歯とか赤ちゃんを見ていたら見事に置いていかれる
その後はお土産コーナーに
サメコーナーに昔あったでっかい歯形の模型はこちらに移動したようだ
義妹家族らは写真コーナーで写真を撮っている間に我々はもう1個の展示コーナーへ
展示物の内蔵が本物なのかどうかでもまた妻と揉める
その後ひとりでちょっと見ていると、奥から興奮した様子で妻がこちらにやってくる
過呼吸気味に感動している様子だったのでついていくと触ってどの魚か当てるゲームをやらせてきた
とても楽しんでいる妻
心は先ほどの中学生と同じだね
その後はお土産コーナー
自分はそんなに買うものはなかったが、フラフラしていると妻がステッカーが欲しいとのことで悩んでいた
一緒に選んで欲しいという思いを汲み取れず、妻についていくこともなくまたフラフラすると妻が戻ってきて怒られる
しかし会計がすごい混んでるな
みんなが会計を終えるまで時間がかかるため、義母の友人は外で待っていることに
気がつくと荷物を妻に預けっぱなしをまた怒られペナルティとしてアイスダブルを買わされる羽目に
ゆっくりしていると子供達も来る
義姪はイチゴのアイスが食べたいのだが今あるのはたんかんと塩アイス
たんかんをあげると満更でもないと言う表情で食べ続ける義姪
義妹も戻っていてアイスを無事に買ってもらえる
ミネストローネが美味しいらしい
お昼はハナサキマルシェ
出発しようにもみんなマイペースにウミガメに夢中
バラバラで駐車場に集まる
ゆっくりとハナサキマルシェへ向かうのであった